こんにちは。
年始のブログから茶香服(ちゃかぶき)の話を引っ張っている田宮です。
前回のブログでは茶香服(ちゃかぶき)のことに触れながら玉露と煎茶について簡単に書かせていただきました。
さて、先日、年始からのブログでも少しお話しさせていただいております、京都の茶商が集まる京都府茶審査技術競技大会が宇治茶会館で行われました。
●第90回京都府茶審査技術競技大会
全国で1番歴史のある大会だとか。。(お茶の業界でかな?)
前述にもある通り、京都府下、11団ある地区団(京田辺、城陽、和束、南山城、宇治田原、山城、宇治、東宇治、小倉、京都、丹の国)から各10名の代表選手を輩出し、110名の茶業のプロたちが日本茶の審査を通してしのぎを削る大会です。また、大会の個人上位10名は京都府として全国大会に出場できるので全国大会への京都府予選とも言えます。
簡単な競技内容は
●第一審査 生産茶期別判定
目の前に5種類のお茶(荒茶)があり、1番茶か2番茶か3番茶かを審査します。(5点満点)
●第二審査 浸出による茶品種鑑別
いちごなどにもあまおう等の品種があるみたいにお茶にも品種があります。
出題茶はサエミドリ、サミドリ、オクミドリ、カナヤミドリ、ヤブキタ、メイリョク、サヤマカオリの7品種(全て荒茶)の中から5品種出題され、浸出した状態で審査します。(5点満点)←これが1番難しい!!
●第三審査 外観による生産地判定
10種類のお茶(玉露5種、煎茶5種)があり、それぞれの産地を匂い、形状などで審査します。出題茶は以下の通り。
田辺玉露、宇治玉露、宇治田原玉露、丹の国玉露、和束玉露、宇治煎茶、大和煎茶(奈良県)、朝宮煎茶(滋賀県)、静岡煎茶、鹿児島煎茶 (全て仕上げ茶) 10点満点
●第四審査 煎出液服用による生産地鑑別
表現が難しいですが年明けの下記ののブログでも書かせていただきました茶香服(ちゃかぶき)です。
こちらのブログとは少し違い、各5点の茶香服(ちゃかぶき)を4回行い、20点満点で審査します。
出題茶は、花:宇治田原玉露、鳥:宇治玉露、風:宇治煎茶、月:静岡煎茶、客:鹿児島煎茶の5種類(全て仕上げ茶)でした。
全ての合計40点満点で審査技術を争います。
結果は、
●京田辺団の団体優勝、個人第6位
私も所属しております京田辺団が5年ぶりの団体優勝。
私個人も32点で6位に入賞し、9月に行われる全国大会の京都府選手として選ばれることができました。また、京田辺団からは4名の全国選手が輩出されました!!
これもひとえに、日々熱心にご教授いただいております先輩方のご指導や大会準備などにご協力いただきました方のおかげです。ありがとうございました。
京田辺はどこの団体よりも負けないであろう回数の練習を夜遅くまで行っていたので、結果が出て嬉しかった。。
今後も美味しいお茶を作るための技術、や鑑定能力を日々精進しながら高めて行きたいと思います。
前回の松田のブログでもありましたがこの大会もみなさんお茶オタクばかりです。笑
●もうすぐ新茶の季節!!
話変わってもうすぐ新茶の季節ですね。
まだだと思う方がほとんどかもしれませんが、お茶屋さんからしたらもうすぐです!
今年は暖かいので新茶も早そうです。カタログももうすぐできるのでみなさま楽しみにしてくださいね^^
3/31までは全品10%OFFキャンペーンもまだまだ行なっております!
まだ期間はありますのでこの機会にぜひお買い物に来てください^^
それではまた。
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このブログは、舞妓の茶本舗のスタッフ4名で、交代で書いています!
年齢、性別、職種も違う4人が書かせてもらっているので、個性も出しつつ、
1週間単位で日本茶のことを中心に書いていく予定です!
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